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オフシーズンのトレーニングについて
財団法人福島県体育協会 三星 佳代
近年、アルペンスキーはカービングスキーへと移り変わり、その特性を最大限生かす為に、オフシーズンのトレーニング方法も変化してきている。トレーニング方法は多種多様であるが、ここでは、私の考えを説明したいと思います。
まず、トレーニングを始める前に年間計画を立てましょう。スキーの場合オフシーズンの方が長いので、計画を立て、何のためにトレーニングを行うのかを認識する必要があります。
(例)
4月
冬季シーズンの疲労回復を目的としたトレーニングを行う。
1 スローペースでのトレーニング(ランニング・エアロバイク・散歩)
2 ストレッチ
5月〜6月
骨格や筋肉のバランスをチェックし、関節の動きや可動制限がある箇所を
正しい動きに戻しながら、安定性を求める為のトレーニングを行う。
1 ストレッチを中心とした関節の強化
2 バランスボールを使いながらの体幹部の強化
3 心拍数を上げる為の持久力トレーニング
7月〜9月
筋力アップを目指す為に、ウエイトトレーニングなどを行い筋肉に負荷を
かけて行う。
1 ウエイトトレーニングで筋力強化
2 バランスボールを使いながらの体幹部の強化
3 持久力トレーニング
(ランニング・エアロバイク・水泳・インターバルトレーニング)
4 ストレッチトレーニング
10月〜11月
瞬発系のトレーニングを中心とし、スキーに近い動きの中でトレーニング
を行う。
1 ウエイトトレーニングで筋力強化
2 瞬発系トレーニングで運動神経を強化する
3 持久力トレーニング
(ランニング・エアロバイク・水泳・インターバルトレーニング)
4 バランスボールを使いながらの体幹部の強化
5 ストレッチトレーニング
この計画表は、私の今年のオフシーズンのトレーニング計画です。スキーに必要とされるトレーニングは、持久力トレーニング、筋力トレーニング、瞬発系トレーニング、バランストレーニングなどがあります。これらのトレーニングをバランス良く行い、運動能力を高めることが望ましいのです。
カービングスキーに進化したことにより、特に、全身のバランス・柔軟性がスキーパフォーマンスに大きな影響を与えるとされています。そして、注目されているトレーニング方法して、バランスボールを利用して行うトレーニングがあります。バランスボールを利用することにより、バランス感覚、筋肉や関節のバランス・柔軟性、全身のバランス・柔軟性が養われます。また、トレーニング前後のストレッチも重要な役割を果たします。筋肉や関節の柔軟性を高めるだけでなく、疲労回復やけがの防止につながるのです。
高校生・大学生・社会人は、個人レベルによって回数・時間などを調節する必要性があります。体力測定を実施するなど、各個人が自己の体力を数値で把握することも大切です。また、トレーニング内容の意味や正確な動作を理解することは、トレーニング効果につながります。
小学生・中学生には、球技などのボールを使用した運動やゲームを多く行い遊び感覚の中から、持久力、瞬発力、バランス感覚などを養うことを考え、長続きできるようなトレーニングを行うことが望ましいと思います。
スキーパフォーマンスを上達させる為には、オフシーズンのトレーニングは必要不可欠なことです。目標を持ち、その目標を達成する為に、近づく為にはどうしたらよいのかを考え、実行し、途中であきらめることのない強い意志が必要なのです。そして何より、スキーが楽しいという気持ちが、スキーパフォーマンスに良い影響を与えるのではないかと思われます。
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