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子どもは、大人を小さくしたものでなく、年齢に応じた発育・発達をしていく特徴があります。人間のからだは大きく4つの器官に分類され、それぞれは子どもの年齢によって大きな変化を持って発育・発達していきます。

リンパ型は、胸腺という免疫の発達と強く関連しており、病気の回復にとって大きな役割を果たしています。子どもは病気にかかりやすく、体調をくずしやすい、また回復がままならないということは、この免疫機構の未発達に関連することなのです。からだは大人並みそれ以上といっても15才位までは、こうした基本的な生理を理解することが大切です。
生殖型は第二次性徴の初来を示しており、思春期のむずかしい「心の問題」の到来と、とくに女子では生理の始まりとその対策、またそれに伴う貧血の対策が重要になる時期です。
一方、スポーツにとって大きな比重をしめる神経型の発達、即ち子どもの俊敏性また運動筋肉を調整する能力は、非常に早い年代から急速に立ち上がります。
スポーツの技能や持久力などにとって重要な役割をする骨格や筋肉またそれを支える諸臓器は、一般型としてまとめられていますが、年齢と共にゆっくりと発達していくという過程を経ながら完成していきます。
神経型の発達は4才で成人のほぼ60%、8才では80%以上の完成度を持っており、いろいろな遊びを通して、スポーツに関心と興味を持たせ、細かな技巧を要求されるようなスポーツではその基礎を作る重要な時期ということになります。
小学校・中学校は「調整能力」いいかえれば「よく動きけがをしない体」をつくる大事な年代ということになります。従って、その子どもの年代によって、発育・発達の特徴をよく考えて、運動能力を引き出すように指導していくことが大切です。(菊池辰夫)
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