Q26 障害を持つ人がスポーツを行っで害はないでしょうか?
A26  障害の有無に関わらず、その人に合った適切なスポーツ活動は肉体的にも精神的にもよい影響をもたらすと言われています。
 例えば、笑いと治癒力との関連が新聞などのマスメディアに取り上げられていますが、適度な運動は治癒に関係あることが科学的に証明されています。
 生活習慣病においても、生涯スポーツの継続により、改善を図る試みがなされています。不幸にして、障害を負ってしまった患者さんに対する機能回復訓練を行う際に、リハビリテーションスポーツを積極的に取り入れていく、いくつかの試みがなされています。障害のレベルに応じたスポーツ活動は、障害をもつ方にとって害になることはありません。(吉田仁郎)
Q27 障害を持つ人がスポーツを行うときの注意すべきことは、どんなことでしょうか?
A27  一番重要なポイントはスポーツ活動を行うかどうかについて障害者自身が決めることです。
 次に、障害レベルと選んだスポーツとがうまく適合しているかどうか見つけることです。
 健康維持のためにスポーツを行うのか、競技スポーツとして活動するのかについて考える必要があります。 (吉田仁郎)
Q28 障害を持つ人がスポーツ活動にともない傷害を起こしやすいところはどこでしょうか?
A28  競技スポーツに関わる統計についてみると、全体的には、肩関節周辺、大腿部、足関節部の順に傷害が発生しています。
 視力障害者におけるスポーツでは、大腿部、頚胸部、そして肩周辺の順に傷害が発生しています。
 脳性まひによる障害者スポーツでは、腰部、足・足趾、そして足関節部に傷害が発生しています。  車いすでのスポーツでは、肩周辺、肘周辺、前腕・手関節、そして腰部に傷害が発生しています。
(吉田仁郎)
Q29 傷害発生を予防するには、どうすれぱよいでしょうか?
A29  健常者のスポーツにおける予防方法と同じく身体をうまく動かせるようにするには、事前のウォーミングアップと運動後の疲労を除去するためのクーリングダウンは必要不可欠なことです。
 障害者スポーツに特有な問題について理解をし、その予防策を考える必要があります。例えば、車イス競技では、肩関節傷害が多く発生していましたが、肩関節を支える筋肉のトレーニングを行うことや上肢と体幹との関係を改善することで傷害発生頻度が減少したとの報告があります。
 義足を使用する競技では、義足の性能と健常側とのバランスを保つことが重要になります。
 視力障害者の競技では、使い過ぎ症候群の報告が多くみられ、また急な方向転換による転倒がよくみられるので、伴走者や援助者による声がけや使い過ぎに対する注意が重要になります。
                                     (吉田仁郎)
Q30 障害者がスポーツを行う際に、どのようなところに相談に行けぱよいでしょうか?
A30  福島県体育協会や各スポーツ施設事務局に問い合わせを行い、スポーツドクターを紹介していただくようにするとよいでしょう。(吉田仁郎)

福島県障害者スポーツ協会 http://www3.jeynet.ne.jp/~letssports/