『スポーツ教室における発達障がいを持つ子供への指導の仕方』
日 時 平成31年2月18日(月) 10:00~11:30
場 所 伊南会館 研修室
受講者数 12名
講 師 遠藤 充彦 氏(南会津教育事務所 指導主事)
研修の概要
南会津地区エリアネットワーク事業の研修会を、伊南会館で開催し、12名のクラブスタッフや学童支援員等普段から子供と関わっている方々が参加しました。今回のテーマは、「スポーツ教室における発達障がいを持つ子供への指導の仕方」について、南会津教育事務所指導主事の遠藤充彦氏を講師にお招きし講義を行いました。講師の遠藤氏は、特別支援学校勤務が長く、豊富な経験を活かした事例をたくさん紹介していただきました。
初めに、特別支援教育の動向について世界から日本、福島県、市町村の動きを説明していただきました。次に、障がいの定義や共生社会、合理的配慮について教えていただきました。合理的配慮とは、障がいのある子供が、他の子供と平等に教育を受ける権利を享有・行使することを確保するために行われ、「人にある障がい」ではなく「環境にある障害」を取り除くという考えです。最後に、障がいを持つ子供の姿とその対応について、演習も交えながら指導していただきました。説明しても理解できない子供、集中して活動に取り組めない子供、話すことが苦手な子供等、全ての行動に理由があります。それぞれの行動の背景や要因を考え、適切な対応が必要になってきます。その時の支援に際する視点についても教えていただきました。
子供と触れ合う機会が多い参加者にとっては、今回の研修で発達障がいについての理解を深める機会となり、今後の指導に大いに役に立つ研修会となりました。
研修会の様子

講師の遠藤充彦氏

研修会の様子