認定スポーツ栄養士養成講習会・スキルアップ講習会
令和6年度養成・スキルアップ講習会
令和6年7月14日(日)、福島県青少年会館において「福島県スポーツ協会認定スポーツ栄養士養成・スキルアップ講習会」を開催しました。この講習会は、スポーツ愛好者や競技スポーツ活動における栄養・食事に関する専門的なサポートの担当や、スポーツ医事・トレーニング相談事業等の講師を務める本協会認定スポーツ栄養士としてのスキル向上を図ることを目的としており、県内各地から養成対象の新規受講者が12名、認定スポーツ栄養士13名が参加しました。
なお、養成講習会については、平成29年度以来6年ぶり3度目の開催となりました。
講習会開講式では、はじめに福島県スポーツ協会スポーツ医・科学委員会の堀川哲男委員長、スポーツ栄養士部会の中村啓子部会長よりあいさつがありました。
〈スポーツ医・科学委員会 堀川 哲男 委員長〉 |
〈スポーツ栄養士部会 中村 啓子 部会長〉 |
講習会の内容は以下のとおりです。
講 座 ① |
〈講師:酒井 有理子 氏〉 |
テーマ 公益社団法人日本栄養士部会ホームページより、公認スポーツ栄養士について触れた後、「スポーツ医事・トレーニング相談事業や中高の部活、スポーツ少年団などでの栄養講座の講師を含む、スポーツ愛好家、競技者のスポーツ活動における栄養や食事に関する専門的なサポートを担当する」といった、福島県スポーツ協会認定スポーツ栄養士の役割についてご講義いただきました。 ◇◆受講者の声◆◇ |
講 座 ② |
〈講師:渡邉 和之 氏〉 |
テーマ 主にバスケットボール競技における外傷や障害を例に挙げながら ◇◆受講者の声◆◇ |
講 座 ③ |
〈講師:菅野 秀二郎 氏〉 |
テーマ 講師ご自身の経験を踏まえながら、アスレティックトレーナーの役割やコンピテンシー(高い業績や成果に繋がる行動特性および能力)、対応すべきリスク管理、倫理と責任、そしてスポーツ栄養士との連携など、とても詳しくご講義いただきました。 ◇◆受講者の声◆◇ |
講 座 ④ |
〈講師:諏訪 雅貴 氏〉 |
テーマ 競技スポーツにおいて、高強度の運動を長時間続けるための仕組みについて、運動と血糖値、または栄養素等に触れながら、専門的な内容をアニメーションや図案化した資料で分かり易くご講義いただきました。 ◇◆受講者の声◆◇ |
講 座 ⑤ |
〈講師:高萩 多香野 氏〉
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テーマ 自転車競技の栄養サポートについて、自転車競技の特性から求められる身体づくり、トレーニング方法に合わせた栄養補給、自転車競技スポーツ栄養マネジメントなど、これまでの関わりから感じたことを、映像や根拠となる数値を交えながらご講義いただきました。 ◇◆受講者の声◆◇ |
講 座 ⑥ |
【情報交換会】
〇 自己紹介 タイムマネジメントをしっかりすることを意識し、「一人一分」を目安に、受講者全員が氏名や現在の仕事のほか、今後サポートしたい内容、または現在のサポート内容について述べました。 〇 スポーツ栄養関連学会&講習会について 〇 情報提供 提供資料の共通理解を図るとともに、使用方法や使用場所について参加者全員で確認しました。 |
令和5年度スキルアップ講習会
令和5年7月16日(日)、キョウワグループ・テルサホール(福島テルサ)において「福島県スポーツ協会認定スポーツ栄養士スキルアップ講習会」を開催しました。この講習会は、スポーツ医事・トレーニング相談事業等の講師、スポーツ愛好者や競技スポーツ活動における栄養・食事に関する専門的なサポートを担当する本協会認定スポーツ栄養士としてのスキル向上を図ることを目的としており、県内各地から認定スポーツ栄養士13名が参加しました。
講習会では、はじめに当協会認定スポーツ栄養士部会の中村啓子会長からあいさつがあり、山﨑副部会長から講習会の趣旨説明をしていただきました。
その後、午前は、社会医療法人福島厚生会福島第一病院循環器内科部長、健康管理部アンチエイジング部長の星野寧人氏から「食事と運動で目指すアンチエイジング」の講義をいただき、午後は、福島県スポーツ課指導主事の大槻さおり氏による「スポーツの現場から(ジュニアアスリートの育成)~スポーツ栄養士に期待すること~」をテーマにした講義を行いました。さらには、当協会認定スポーツ栄養士で日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士でもある武藤真紀氏による「スポーツ栄養と栄養教諭の関わり」の講義や活動状況報告など、スポーツ医事・トレーニング相談事業の講師派遣に向け情報交換会を行いました。
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講義② 大槻 さおり 氏 「スポーツの現場から」 ~スポーツ栄養士に期待すること~ |
講義③ 武藤 真紀 氏 「スポーツ栄養と栄養教諭との関わり」 |
< 受講者の声 >
【講義①】
〇 塩分摂り過ぎは、幼少期の頃からの薄味に慣れることで改善すべきと考えました。
〇 小学生に「生活習慣病」になる原因や病態について説明する授業があります。説明のヒントになりました。
〇 医療の福島県の現状と共に、予防医療について知る事ができ、とても興味深かったです。
【講義②】
〇 演習をすることで、改めて一人一人に合った伝え方が大事なことを認識しました。
〇 経験談や実情を踏まえてお話していただき、競技者や保護者、指導者が求める栄養に関する情報がどのようなものか知る ことができました。
〇 自己マネジメント能力をしっかりと育成する必要があると思いました。
【講義③】
〇 栄養教諭の立場として、とても学ぶべきことが多かったです。
〇 個別指導の栄養ケアマネジメントの流れなど、再確認できました。実践していけるように努力したいです。
〇 チームで行うことの大切さを再認識させていただきました。
講習会の様子
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令和4年度スキルアップ講習会
令和4年7月10日(日)、福島県青少年会館において「福島県スポーツ協会認定スポーツ栄養士スキルアップ講習会」を開催しました。この講習会は、スポーツ医事・トレーニング相談事業等の講師、スポーツ愛好者や競技スポーツ活動における栄養・食事に関する専門的なサポートを担当する本協会認定スポーツ栄養士としてのスキル向上を図ることを目的としており、県内各地から認定スポーツ栄養士18名が参加しました。
昨年度に引き続き、今年度も感染防止対策を適切に講じながら講習会を開催しました。講習会では、はじめに本協会認定スポーツ栄養士部会長の中村啓子氏からあいさつがあり、山﨑副部会長から講習会の趣旨説明と今年度の新部会員の紹介をしていただきました。
その後、午前は、福島県立医科大学 産科・婦人科学講座所属の山口明子講師から「成長期における女性のスポーツ障害と栄養について」の講義①をいただき、午後は、福島県スポーツ課指導主事の阿部仁講師から「スポーツの現場から(陸上競技・ハンドボール競技)~スポーツ栄養士に期待すること~」をテーマにした講義②を行いました。さらには、スポーツ医事・トレーニング相談事業の講師派遣に向けた資料づくりや地区のネットワーク構築に向けた情報交換会を行いました。
講義①では、スポーツドクターでもある山口氏の医学的知見から、女性アスリートの三主徴(①利用可能エネルギーの不足②無月経③骨粗しょう症)についての基礎知識や原因・対処法・スポーツ栄養士としての関わり方等について学びました。特に女性にとって、選手時代の食事量の少なさと運動量の多さが原因となって発症する摂食障害などが、選手を終えたその後に大きな影響を及ぼしてしまう危険性について理解を深めると同時に、スポーツ栄養士の果たすべき役割とその重要性を認識することができました。
講義②では、阿部氏の選手・監督時代の経験をもとに現場に即した話があり、競技の特性やルール・大会日程等を踏まえた選手へのアプローチや、現代の中学生・高校生の一日の生活スケジュールを踏まえた適切な栄養指導はどうあるべきかなどについて深く考える時間となりました。
情報交換会では、日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士の4名が班のリーダーとなり、自己の悩みやそれぞれの地区の課題について情報を共有し、その解決方法について話し合ったり、資料づくりに取り組んだりしながら積極的に相互の連携を深めスキルアップに取り組みました。
受講後には、「産科婦人科診療ガイドラインなどの新しい情報も含め、女性アスリートの成長期における障害と栄養の関係性について深く学べて大変勉強になった。」「スポーツ指導者の悩みや大変さ、栄養士が選手・指導者から求められていることについて知れて良かった。」「日頃の悩みや課題について協議できて大変良かった。医事トレ講師として頑張りたい。」といった感想がありました。
受講者の皆様には、本講習会での学びを生かし、コロナ禍においても自身ができるサポート活動について主体的に考えながら、それぞれの現場でより一層御活躍されるとともに、本県スポーツの発展に力を発揮していただければと思います。
講習会の様子 |
これまでの講習会の様子 |
スポーツ栄養士部会
令和2年度(公財)福島県体育協会スポーツ栄養士部会
令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、書面開催となりました。
これまでの栄養士部会の様子 |