『企画書・提案書の作り方及び行政・企業への提案の仕方』
日時:令和元年8月29日(木曜日)14時~16時
場所:二本松市文化センター
受講者数:10名
講師:荒尾 裕子 氏 (株式会社クレメンティア代表取締役社長)
研修の概要
県北地区の研修会を、二本松市文化センターで開催し、10名のクラブ関係者が出席しました。今回の研修会は、「企画書・提案書の作り方及び行政・企業への提案の仕方」について、株式会社クレメンティア代表取締役社長の荒尾裕子氏を講師にお招きし講義を行いました。荒尾氏は、令和元年度の全国スポーツクラブ会議でも「健康経営×スポーツクラブ」のテーマで講演されました。
最初に、どこで公募提案や助成金・補助金案内をしているか紹介していただきました。それによると、インターネット上には便利な補助金サイトが多数あるようでこれを活用したり、自治体に足繁く通って情報をいただいたりすることを教えていただきました。また、現在は各省庁で公募提案を行っていますが、地方自治体だけでは人手が足りず連携することで共助し合えることも教えていただきました。
次に、企画書・提案書の書き方について丁寧に説明をしていただきました。以下に、企画書・提案書の見せ方・見え方のテクニックをいくつか紹介します。
- 政策や施策の意図を汲み取り、事業計画書の事業背景に反映させる。
- エッジかかったキーワードをちりばめる。
- 取組名称を長文にしない。
- 数字や図表は説得力を生む。
- 企画書等提出する際は、カバーレターをつけ自分の正体を明らかにする。
- 次年度以降の計画も見通し、持続性・普及性をアピールする。
最後に、ビジネスモデルキャンバスを紹介していただきました。これは、ビジネスの構造を考えるためのツールとして考えられたものですが、クラブ運営を考える時にも活用できるものでした。その際、クラブとの連携先については常にアンテナを立てて情報収集しておくことが役立つことをアドバイスしていただきました。
今回の研修は、クラブ運営をするに当たってはとても役に立つ情報ばかりでした。また、普段では開かないようなホームページや各省庁の公募案内も閲覧するきっかけを作っていただきました。
研修会の様子

講師の荒尾裕子氏

研修会の様子