子供のやる気を引き出すコーチング
日時 平成30年3月2日(金曜日) 18時30分から20時30分
場所 御蔵入交流館 会議室2
出席者数 18名
講師 門馬 俊光氏(スタイルプロデュース 代表取締役社長)
研修の概要
南会津地区の研修会を御蔵入交流館会議室で開催し、18名のクラブ関係者が出席しました。今回の研修会は、「子供のやる気を引き出すコーチング」について、スタイルプロデュースの門馬俊光氏を講師としてお招きし講義を行いました。講師の門馬氏は、企業や学校関係、公的機関等で数多く講演をされている方です。
内容は、自己理解と他者理解の話と、コーチングの基本スキルに関する初級者向きの話でした。
始めに、簡単なアンケートを使って、自己理解を行いました。人には、コミュニケーションに関して4つのタイプ分けがあり、これは、性格や血液型等に関係なく、価値観の違いであるとのことでした。そのため、コミュニケーションの目的とは、この4つのタイプを見極め、正しい相互理解をすることだそうです。自分と同じタイプは理解しやすいですが、違うタイプこそ排除せず、理解しようとすることが大切であるという言葉が印象的でした。コーチ(指導をする立場の人)は、4つのタイプ別に合った接し方(指導)をしていく必要があるでしょう。
次に、コーチングの基本スキルについて説明がありました。1番大事なことが「承認」で、特に存在を承認することでした。決して行動を承認するのではないという話が、目から鱗でした。2番目は「傾聴」で、話を聴いてから少し時間を空ける(ねかす)ことが効果的とのことでした。3番目は「質問」で、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを使い分けるのが大事とのことでした。4番目は「伝達」で、その中で、「NO」と言えないのが指示・命令で、「NO」と言えるのが要望・提案という言葉の違いを教わりました。
コーチングもスキルなので、練習しなければ身に付かないものです。しかし、今回の研修に参加した方は、総合型クラブに関わっている方やスポーツ少年団の指導者の方々だったので、すぐに指導の現場で活用し、さらにコーチングスキルを高めることができます。そして、目の前の子供たちの能力をどんどん引き出していってほしいと思います。また、スタッフ同士や職場の中でも、さらには家族の中でも活かせる話でした。とても有意義な研修となりました。

講師の門馬氏
コーチングの初級編を、具体例を交えながら話してくださいました。
簡単なアンケートで、自己理解を行いました。相手を知るためには、まず、自分から知りましょう。