第3回企画運営委員会
開催場所
福島市男女共同参画センター ウィズもとまち
開催日時
令和2年3月10日(火曜日)13時30分
出席者数
17名(企画運営委員8名 事務局9名)
内容
- 開会
- あいさつ
ふくしま広域スポーツセンター企画運営委員会委員長 鈴木 浩一
- 議長選出
委員長 鈴木 浩一
- 報告事項
(1)2019年度ふくしま広域スポーツセンター事業報告について
- 協議事項
(1)令和2年度ふくしま広域スポーツセンター事業計画(案)について
(2)令和2年度ふくしま広域スポーツセンター収支予算(案)について
(3)その他
- その他
- 閉会
会議の概要
本年度3回目の企画運営委員会を開催し、8名の委員が出席しました。始めに、鈴木浩一委員長(福島陸上競技協会会長)より、県内の総合型スポーツクラブの充実した活動につなげるために、広域スポーツセンターがよりよい支援ができるよう、委員の方々からたくさんの建設的な意見を出していただきたい旨のあいさつがありました。その後、鈴木委員長が議長を務め会が進められました。
報告事項では、2019年度ふくしま広域スポーツセンター事業について説明がありました。第2回企画運営委員会(11月)以降の事業報告と各種アンケート調査の結果が報告されました。その結果、今年度の運営状況としては、クラブの身の丈に合ったイベントや教室が定着してきたり、サークルやスクールの活動が、会員同士で自主運営されてきたりしていることが読み取れました。一方で、人材不足や後継者不足のような「人」の課題が未だ解消されていないことも見えてきました。
広域スポーツセンターとしては、今後とも人材育成事業や市町村訪問時にクラブと行政との橋渡し役として力を入れていきたいと思います。
協議事項では、令和2年度ふくしま広域スポーツセンターの事業計画で前年度と大きく変わった3点を中心に説明がありました。1つ目は、広域スポーツセンターの業務精選によるエリアネットワーク事業研修会の終了と各種団体連携事業の縮小です。2つ目は、フォローアップセミナーの6月開催です。これは、次年度のテーマを「総合型地域スポーツクラブ登録・認証制度について」としたので、できるだけ早い段階で県内総合型クラブや行政担当者に周知させたいというねらいからです。3つ目は、新規事業として「福島県版総合型地域スポーツクラブ登録・認証制度説明会」を予定しました。これは、フォロアップセミナーに参加できなかった総合型クラブや行政担当者に参加してもらうためと、次年度中の登録・認証制度の修正点があった際に説明対応ができるように12月に予定しました。それに伴った予算配分についての説明もありました。委員からは、各種団体連携事業で、総合型クラブと大学と大玉村のそれぞれに成果が見えるような実践にして欲しいとの御意見を頂きました。今年度の活動から見えてきたことを、次年度の連携体制、活動内容等、更に発展させ、県内のクラブや関係機関に情報提供できるようにしていきたいと思います。
その他の事項では、一年間を通して「2020東京オリンピック・パラリンピックレガシーとして、持続可能な社会の仕組みとして総合型地域スポーツクラブが取り組んでいくこと」について意見交換をしてきました。各委員からそれぞれの立場で御意見を出してもらいました。その一部を以下に紹介します。
- 次年度の中体連研究テーマは「中学校部活動と地域との連携」なので、継続して企画運営委員会で情報共有していきたい。
- 今年は、オリンピック・パラリンピックイヤーで、生涯スポーツや共生社会をレガシーとして残していくには、総合型クラブの役割は大きい。
- スポ少と総合型クラブと運動部活動の連携は進めていきたいところだが、誰がこの三者を結びつけるのか、どのように結びつけるかが不透明である。
- スポ少と総合型クラブの連携が理想だが、スポ少はもう自立しているので、そこと連携していくのは難しさがあるのではないか。
- 総合型クラブが持続可能な社会の仕組みに取り込まれるためには、クラブ自身の努力も必要である。それぞれのクラブで強みをつくったり、登録・認証制度をうまく利用したり、地域のスポーツ振興で取りこぼしのないような観点を持つことが必要である。
- スポーツ推進委員の認知度向上も課題である。そのため、スポーツ推進委員も総合型クラブに関わり、連携していくことが必要である。
- 総合型クラブが、これからも持続していくためには、常駐スタッフは必要である。だ からこそ、行政からの支援や行政への貢献等お互いの歩み寄りが必要である。
3回の委員会を通して、来年度の広域スポーツセンターの役割とこれからの総合型地域スポーツクラブの在り方について、指針を示していただくことができました。

