2019年度各種団体連携事業①研修会

今年度の各種団体連携事業で行われた研修会の様子についてお伝えします。

地域包括支援センターとの連携による介護予防事業展開例について

日時:令和元年10月3日(木曜日)13時30分~15時30分
会場:二本松文化センター
講師:紺野 勝二 氏(フィットネスジムDNA福島テルサ店長)
参加者:17名
テーマ:コグニサイズ体験会

概要:
コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動(エクササイズ)と、計算やしりとりのような認知課題(コグニション)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。効果として、運動だけでなく頭を一緒に動かすことで、脳内の記憶を向上させて、学習記憶を司る海馬の萎縮を止めて記憶力の改善へと導くことが期待できます。効果例として、以前より長く歩けるようになったとか、集中力が以前より持続するようになったという報告があります。

今回の研修では、認知症の現状について教えていただき、その後、コグニサイズの実践を行いました。椅子に座ってのコグニサイズや立位で行うコグニサイズ、ラダーを使ってのコグニサイズを紹介していただきました。いずれも、簡単にできる軽動作に、認知課題を加えるものでした。認知課題例として、次のような課題が紹介されました。
・100から7ずつ引いていく。
・3の倍数で手をたたく。
・前の人の言葉に足してしりとりをしていく。
・歌を歌いながら、特定の言葉の時だけ手をたたく。

また、「話ながら歩く」や「しりとりしながら歩く」等普段の生活からできる複合運動も紹介していただきました。
さらに、軽動作も歩幅や膝の挙げ具合等を変えることで、運動強度も変えることができるので、幅広い年齢層で行える運動であることも分かりました。

会員が、多世代に渡っている総合型地域スポーツクラブに、十分取り入れることができるプログラムでした。また、総合型クラブが関わる介護予防運動教室の現場でも活用できるプログラムなので、今後もこのような研修会や講師派遣、さらには、地域包括支援センターとの連携例について県内の総合型クラブに紹介していきたいと思います。

研修会の様子

講師の紺野氏

講師の紺野氏

17名の参加者

17名の参加者

童謡を使ったコグニサイズ

童謡を使ったコグニサイズ

手と脚の動きを組み合わせたコグニサイズ

少し負担をかけたコグニサイズ

手と脚の動きを組み合わせたコグニサイズ

手と脚の動きを組み合わせたコグニサイズ

ラダーを使ったコグニサイズ

ラダーを使ったコグニサイズ

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